Thursday, August 25, 2011

markd

markdを公開しました。Rubyで書かれたMarkdownをHTMLに変換するツールです。特にソースコードを含むドキュメントを簡単かつ奇麗に作成することができます。ソースはgithubから。

念のため説明すると、markdownはeメールの装飾でよく使われる書式でテキストファイルをマークアップするフォーマットです。 githubに登録されているプロジェクトの多くのトップでREADME.mdが表示されいますが、これがmarkdownです。markdown記法についてはこちらのページが詳しいです。

markdはそのmarkdown形式のファイルからHTMLファイルを出力するコマンドラインツールです。markdの出力はHTMLですが、ブラウザから印刷することでそれなりの品質のドキュメントとなることを目指しています。

markdの特徴
  • ソースコードがカラーリングされる
  • h1, h2タグに章番号が自動で振られる
  • ブラウザからの印刷に最適化されている
RubyのMarkdownプロセッサには既にblueclothなどがあります。markdも内部でblueclothを利用しています。 markdはblueclothの出力結果に対してHTMLを整形し、CSS/Javascriptを追加してデフォルトで一通りレイアウトされた結果を出力します。

インストール

Rubygemsでインストールできます。
$ gem install markd

使い方

markdコマンドに引数でmarkdownファイルを渡します。
$ markd markdown.md
デフォルトではdocsというディレクトリが作成され、その中にHTMLファイルなどが生成されます。出力先を変更したい時には-oオプションを使います。
$ markd -o OUTPUT_DIR markdown.md
この例ではOUPUT_DIRというディレクトリに結果が出力されます。

ライセンス

MITライセンスです。

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